スポンサーリンク

【光毒性に注意!】アロマセラピーにおけるベルガプテンの取り扱い方

旅行先

こんにちは、アロマ好きOTのさちおです^^

このブログではアロマや健康に対する記事を
更新しています。
興味のある方は覗いてみてください。

今回は「光毒性」について説明していきます。

悩む人
悩む人

光毒性って何?
どうやって扱えばいいの?
どの精油が光毒性なの?

以上のような、光毒性を知りたい方や
光毒性の注意点などを知りたい方にお勧めです。

~この記事の内容~
光毒性とは何か?どんな精油が危険か?
光毒性を持つ精油の扱い方

このブログではメディカルアロマセラピストの
資格を持っている作業療法士のさちおが
説明していきます。

資格の知識や論文など文献を参考に書いています。
なるべくわかりやすいようにお伝えしていきます。

1.光毒性とは?


光毒性を簡単に説明すると
日光に当たることで、皮膚に炎症やシミといった
トラブルが発生すること
です。

日本アロマ環境協会(AEAJ)によると

光毒性とは、(精油などの)光感作物質を
肌につけた状態で日光に当たることで、
「色素沈着(シミ)」や「炎症」などの
皮膚トラブルが起こること

とされています。下記リンク↓

この日本アロマ環境協会で書かれている
光感作物質の代表的なものが
「ベルガプテン」と呼ばれるものです。

こちらの論文では、
光毒性のメカニズムが緒言に記載されています。

ここからは少し難しいお話になるので
飛ばして読んでもOKです!

ベルガプテンフロクマリン類という
分子に分類されています。
フロクマリン化合物は
クマリン環というものにフラン環という
分子がくっついたものでソラレン類と呼ばれます。
このソラレン類のような分子は
紫外線エネルギーを物質内に蓄積し
放出する性質を持っています。
そのため、皮膚に高濃度のソラレン類
付着した状態で紫外線を受けると
皮膚に障害を与え,痒み,紅斑,炎症,
色素沈着などの症状を引き起こす
と言われています。

2.安全に使うための基準は?


日本アロマ環境協会によると

IFRA(国際香粧品香料協会)の基準において
15mg/kg(ppm)以下であれば安全である

と記載されています。

また、先ほどの論文の参考文献においては

ベルガプテンを皮膚につけて日光を浴びる場合は
0.4%以下すなわち4,000 mg/kg 以下であることが
提案されている

とのこと。
そのためIFRAの基準値以下であれば、
まず問題が生じることは少ないと言えます。

3.光毒性に注意する必要がある精油とは?

上記の基準値を超えるものを記載します。
・精油名(フロクマリン類値)
で示します。
フロクマリン類値に関しては
フロクマリン類の合計値や
ベルガプテンの値に着目したものなど
が記載されています。

・アンジェリカ(108mg/kg)
・ロベージ(49.9mg/kg)
・カボス(97.2mg/kg)
・グレープフルーツ(78.1mg/kg)
・ベルガモット(526mg/kg)
・レモン(0~150mg/kg)

あくまで一例です。

柑橘系にはフロクマリン類が多いため
使用する際には、光毒性がないか
注意をする必要があります。

4.光毒性を持つ精油を使う時のコツ


光毒性を持つ精油を使う時は
芳香浴、もしくは基準値以下での肌への使用
などの方法を選択するといいでしょう。

光毒性が危険なのは
肌に成分がつき紫外線が当たるためです。
そのため、芳香浴で使用する分には
何も問題はありません。

肌へ使用する場合も基準値以下であれば
大きな問題が起こる可能性は低いです。
また、どのような場所、どのような用途で
使用するかにもよるとは思いますが、
もし友人や家族へプレゼントする場合は
光毒性の可能性が0ではないことを
説明することもとても大切ですね。

また、人によっては肌が弱い方もいるので
基準値以下でも
光毒性を引き起こす可能性も否定できません。
そのため、パッチテストなどで
使用する濃度を確認しておくことも
安全に使用するためのコツです。

5.おすすめな精油の組み合わせ


上記の6つの精油に関して
相性の良い精油をお伝えします。

・アンジェリカ
→カモミール、クラリセージなど
・ロベージ
→ローレル、カーネーションなど
・カボス
→ペパーミント、ユズなど
・グレープフルーツ
→カモミール、ベルガモットなど
・ベルガモット
→レモン、ラベンダーなど
・レモン
→イランイラン、ネロリなど

ちなみにこれら以外にも
相性がいいといわれる精油も多くあります。

また、香りの種類は7種類に分類されますが
同じ分類同士や、
隣り合う分類で組み合わせると
香りの相性がいいと言われています。

6.終わりに

光毒性を持つ精油、
フロクマリン類を含む精油は
その性質から遠ざけられがちです。

しかし、使い方に注意することで
安全に楽しく使用することができます。

皆さんも光毒性に注意して
アロマセラピーを楽しみましょう!

以上です!
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました^^
次回もよろしくお願いします!

コメント